マガモと出会ってから、私の日常は少しずつ変わりました。
一番大きく変わったのは、鳥が「全部」好きになったことです。

小さいころから動物や虫、自然は好きでした。
でも今の「好き」は、昔のそれとは少し違います。
同じ生きる動物として、
鳥って本当にすごいなと思うようになりました。
昔は「普通に飛んでいることがすごい」と感じていました。
もちろんそれもすごいです。
でも、今は鳥たちの生き方やコミュニケーションの取り方の方に惹かれています。
同じ木を使いながらも、
時間帯や居場所を少しずつずらして棲み分けをしていること。
鳥の中にも、それぞれの距離感や役割があること。
マガモが好きになるまでは全く知りませんでした。
知れば知るほど奥が深くて、
気づけばすっかり鳥に夢中になっています。

散歩の仕方が変わった
歩くときの習慣も変わりました。
以前は音楽を聴きながら歩くことが多かったのです。
今は日中外に歩くときは、ほとんど聴きません。
なぜなら、鳥が近くにいたら見たいと思うようになったからです。
外を歩いていると鳥の鳴き声を聞けるようにイヤホンはつけないで常に耳を澄ませています。
そして、目線も変わりました。
「ここなら鳥がいそうだな」と
そんなふうに思いながら、自然と周りを見るようになりました。
今は散歩がとても楽しくて、
時間があっという間に過ぎてしまいます。
ちなみに鳥は時間帯によって行動が変わったり
その場所には現れなかったり
季節によって見られる鳥が変わったりもします。
昔なら30分で通り過ぎていた道は
今は鳥がいそうな場所があれば立ち止まって確認したりすると前よりも長くなっています。
だから、時間を早めて家を出るようになりました。
今では散歩は私には探検のようにワクワク感じます。

小さな動きに、心が動く
ほんの小さなことを遭遇するだけで、嬉しくなります。
潜っているときの足がかわいいとか。
羽を伸ばす一瞬の動きとか。
くちばしで、少しだけ警戒している仕草とか。
そんな場面を見つけるたびに、
「今日も見に来てよかったな」と思います。
あの日、マガモに出会っていなかったら、
きっとこんな気持ちにはならなかったです。

鳥を通して、世界が広がった日
海でマガモを見ていると、もちろん他の鳥もたくさんいます。
ある日は、スズガモやホシハジロが多い日でした。
夕方だったので、ちょうどウの大移動の時間帯でもありました。
上空を、たくさんのウが一斉に移動していきます。
双眼鏡を持って観察していると、
散歩中の方に声をかけられました。
「鳥、すごいですね」と
「今日は多いほうですね」と、少しお話しすると、
その方は初めてカワウの群れに気づき、
とても驚いて感動されていました。
「こんなにウがいるなんて」
「今まで意識して見たことがなかった」
そんな言葉が印象に残っています。
きっとその方も、またここに来たときは鳥を見ると思います。
同じ場所でも、見える世界は変わる
よく見ると、身近なところに鳥はたくさんいます。
今は同じ生きるものとして、
鳥たちの生き方を見せてもらっている感覚です。
それは特別な場所じゃなくても、
特別な道具がなくても始まりました。
マガモと出会ったことで、
同じ景色でも、世界の見え方が変わりました。
それが、今の私にとって
とても幸せを感じる時間です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
また次のブログも楽しみにしていてください。



